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1.市民と行政の連携

関宿庁舎の整備
(総務部会)
○主 旨
 新市における行政の求心施設として、欅のホールをイメージした合築の複合施設とする。常に多くの人が訪れ賑わいを保つことは、公共施設と地域の活性化という点で重要と考える。このためには、様々な立場、様々な世代の人々が利用できる施設内容とすることが必要である。施設の複合化は、多くの人々の利用を図る上では有効な手段で、それぞれの利点を生かし、相乗効果を高めることにより単一用途の施設にはない新たな魅力を生み出すことができる。また、開館時間帯の違う施設を組み合わせることにより、常に人の訪れる施設とすることができる。
 
○事業内容
 階別の配置

施      設
施 設 概 要
1 階
@支所事務室
  ・会議室
・支所の窓口業務を行う。
・会議室は、事務に伴う会議で使用する他、選挙時は不在者投票所として使用する。
A各種定例相談室 ・法律相談、人権・行政相談、交通事故相談を行う。
B行政資料コーナー ・行政サービスである支所として、行政情報の発信拠点として設置する。野田市庁舎と同程度の配置レイアウト、情報量を備える。
Cラウンジ ・市民がお茶などを飲みながら、くつろげるコーナーとする。
Dホール 
  ・分煙機
・庁舎の入口に接し、このスペースも市民が憩える場所とし、庁舎の分煙化を図るため分煙機を設置する。
E施設管理室 ・庁舎の共用部分及び空調管理等の建物全般にわたる管理を行う。
2 階
@図書館
  ・開架書棚
  ・児童室
  ・新聞雑誌コーナー
  ・作業室
・関宿町地区の図書館サービスを行う拠点として設置する。
・図書館利用の利便性を考慮し、1階ホールから2階及び3階の図書館へのアプローチとして、2階・3階を吹き抜けとして階段を設置する。
3 階
@図書館
  ・視聴覚資料コーナー
  ・レファレンスコーナー
  ・事務室
A会議室 ・行政事務の会議室
4 階
@コミュニテイ会館
   ・事務室
   ・集会室
   ・集会室(和室)
   ・小ホール
・市民が自主的に活動を展開する場としての施設。現在、野田市には3館のコミュニテイ会館を設置しており、関宿町地区に1館設置する。
・集客力のある小ホールを設置し、町役場廃止後の地域経済活性化を図る。
Aことば相談室 ・就学前の言語に障害がある児童に対し、適切な指導・訓練を行う。
B次木親野井土地区画整理事務所
   ・資料、会議室
・現在、施行中である次木親野井土地区画整理の事務所を配置する。
C休憩コーナー
   ・分煙機
・休憩コーナーを設け、さらに分煙化のため分煙機を設置する。
5 階
@コミュニテイ会館
   ・小ホール客席
・小ホール客席
A関根名人記念館
   ・展示コーナー
   ・対局室
・関宿町出身で将棋の13世名人であった関根金次郎は、将棋を通し文化の発展に多大な功績を残した関宿町の偉人であることから、名人ゆかりの品々を展示し、文化の伝承、地域の活性化及び観光振興の一翼とする。また、将棋対局の場を設け高齢者と青少年のふれあい及び生涯学習の場として活用する。
B商工会館 ・関宿町の商工業の総合的な改善発展を図り、併せて社会の福祉増進に資することを目的とし、関宿町商工会に行政財産目的外使用許可(使用料は有償)をする。
なお、事務所への改修は関宿町商工会において行う。
C防災無線室 ・防災行政無線の関宿町地区の基地局として運用する。
Dコンピュータ室 ・野田市庁舎のコンピュータと支所窓口の端末機を繋ぐネットワーク機を設置する。
地下1階 @電気・空調機械室 ・電気室、空調機械室
A防災倉庫 ・防災備品の倉庫
B書庫、倉庫 ・書庫、倉庫
 
○総事業費(概算)  約  688(百万円) 
 
 内 関宿庁舎用途替工事 309(百万円)


関宿図書館(仮称)
(教育部会)
○基本方針

 野田市には、図書の貸出を主な機能とする南北の地区図書館、図書提供に加え視聴覚資料提供、資料保存機能を有して地区図書館を支援する中央図書館的機能を果たす興風図書館、図書館から遠い地域を巡回する移動図書館によって、市民の読書要求に応えるべく市内全域を対象とする図書館サービス網が整備されている。将来の図書館サービス網は、新総合計画の図書館基本構想(平成16年策定予定)で決定される計画であるが、関宿町合併という状況の変化により新市域、新たな人口を勘案した上で、新市の図書館基本構想を策定することが必要になった。
 関宿町には公共図書館が未整備であり、関宿町地区住民が野田市域の既存の図書館を利用するには遠隔に過ぎるので、合併後は早急に図書館を整備して野田・関宿地区に均衡した図書館サービスを提供する必要がある。将来的には関宿地域内の図書館サービス網整備は、新市の図書館基本構想策定の中で決定されることであるが、まずは関宿町庁舎内に関宿地域への図書館サービスの核となる図書館を整備する。
 関宿町の人口3万4千人は、北図書館のサービス対象地域である市内の北部・川間地区の人口3万5千人にほぼ等しく、関宿町地区に新設整備される図書館の規模は北図書館と同規模が望ましい。しかし、視聴覚資料サービスは興風図書館だけが提供するサービスであり、関宿町地区住民が直接に興風図書館を利用してサービスを受けるのは難しい。そのため、新設図書館は南、北図書館と同程度の図書資料とビデオ、CDの視聴覚資料を所蔵し、図書サービスと軽易なレファレンスサービスに加えて若年層の利用者の獲得が見込める視聴覚資料サービスを提供する。
 資料の収集にあたっては、地域の図書館が責任を持って果たさなければならない地域資料(郷土資料)の収集に力を注がねばならない。野田市域内の資料は郷土資料として網羅的に収集・保存されているが、関宿町関係の資料は市域外のため隣接区域の二次的な資料としての収書であり、合併後には関係機関と連携、協力して郷土資料の収集・保存に努め、関宿地域の歴史と文化を伝承する。
 現在、関宿町公民館が公民館活動の一環として図書貸出サービスを実施している。新設図書館の開館後は、公民館での一般住民への図書貸出を停止して新設図書館に集約、必要に応じて所蔵図書資料を新設図書館に移管、活用する。
○備えるべき構成要素

 施設の備えるべきスペース構成は、図書館単独で新規に整備されるのか、既存の施設を改修するのか、また複合施設の一部として整備されるのかなどの状況によって異なる。ここでは関宿町庁舎を利用する複合施設として想定、トイレ・階段・エレベーターなどは既存のまま利用するとして構成要素にはあげない。
 図書館施設を整備する上で床荷重は、書架などの家具、図書の収容能力を決定するので、重要な要件になる。通常、図書館の床荷重(積載荷重)は開架スペースで600s/uと算定、施工されている。関宿町庁舎は300s/uで施工されているので、書架などの家具を配置する際には書架の重量、積載する図書の重量、書架間の間隔を考慮して床荷重の制限内に収め配置する必要がある。そのため、図書館用の必要なスペースは、同程度の資料収容能力を持つ施設に比して、1.5倍から2倍程度を要する。
 各スペースの面積算定にあたっては、関宿町庁舎の床荷重を300s/u、4段低書架まで使用可能として算出した。収容蔵書最大数を5万冊(開館当初は3.5万冊を備える)、視聴覚資料所蔵最大数を12,000点とする。カウンターは2ヶ所分の面積とし、吹抜け、通路などは算出していない。

スペース名
機能条件
必要な面積
開架貸出用スペース 一般開架スペース 一般図書開架
350u
児童室 児童図書開架、お話室
150u
カウンター 貸出、返却、レファレンス
240u
新聞・雑誌コーナー 新聞、雑誌開架
60u
視聴覚資料コーナー ビデオ、CD開架
120u
レファレンス・コーナー 参考図書、郷土資料
90u
事務室・作業室 資料整理事務・装備作業、庶務
120u
面積の計
1,130u

○スペースの配置

 各スペースは、仕切り壁なしに連続して接するフロアに構成・配置する。そのため構造上許される範囲で、図書館エリア内の壁を撤去する。間仕切りが必要な場合は、低書架などの家具を適宜に配置して空間を区切り、視野の確保に努めて空間の連続性を保つ。 
 利用者にとって最も望ましいレイアウトは、低層階の同一のフロアにすべての機能が集約されている1フロア1カウンター形式であるが、関宿庁舎のワンフロアの面積は階段、トイレ、エレベーターなどを除くと約930uであり、上記の必要なスペースがワンフロアに確保できないので、複数階に機能条件により各スペースを分離、配置する。
 複数階を利用する場合、両階の一体感と連続性を保ち利用者を階上、階下に誘い、館内移動を容易にするため、既存の階段とは別に吹抜けを利用した階段を設置することが望ましい。
○総事業費(概算) 約354(百万円) 
 


関根名人記念館
(民生経済部会)
○主旨

 関宿町出身で将棋の13世名人であった関根金次郎は、将棋を通し文化の発展に多大な功績を残した関宿町の偉人である。名人ゆかりの品々を展示し、地域の活性化及び観光振興の一翼とすることで、新市の地域一体感も生まれ、郷土愛、郷土意識の醸成とともに文化意識の向上を図る。また、将棋対局の場を設け高齢者と青少年のふれあい及び生涯学習の場として考えられる。
 
○事業内容

1)  名人ゆかりの品の展示及び収集を行います。
2)  将棋の歴史、関根名人の研究のため、調査研究を行います。
3)  将棋の図書を置き、閲覧、貸し出しを行います。
    ※その他にも囲碁、チェス、オセロなどの図書を置く。図書については、1,000冊以上の寄贈が予定されております。
4)  対局室を設置し、将棋、囲碁、チェスなど教養娯楽室として使用し、サタデースクールなど教室として活用します。
    ※将棋盤、駒も寄贈が予定されております。
5)  パソコンを設置して名人の棋譜約500局の検索や関連図書の検索及び近年普及しておりますパソコンによる将棋対局を実施します。

 
〇総事業費(概算)

展示ケース大2,000千円×4台=8,000千円,展示ケース小1,080千円×6台=6,480千円,書架246千円×3台=738千円,イス169千円×8個=1,352千円,テーブル223千円×4個=892千円,カウンター448千円×1台=448千円, パソコン200千円×2台=400千円,座卓26千円×18個=468千円,座布団1千円×80枚=640千円,
 
約 20(百万円)
 

 



コミュニティ会館(小ホール等)
(民生経済部会)
○主旨

 現在の関宿町の3館のコミュニティセンターは原則無料で貸館しており、野田市のコミュニティ会館は原則有料となっています。関宿町の3館のコミュニティセンターは利用者の利便を考慮して、地区公民館として位置づけ原則無料とする。このことから、関宿町にはコミュニティ会館がなくなることになります。このため、現関宿町庁舎の一部を関宿町コミュニティ会館(仮称)として位置付けし、主に各種サークルが使用する原則有料での貸館業務を行うものです。
 コミュニティ会館は、市民が自主的に活動を展開する施設で、公民館は社会教育法に基づき各種講座や教室を主催して事業を展開する施設となっています。野田市には現在3館のコミュニティ会館があり、単純に人口比率で1館/約4万人になります。関宿町庁舎を関宿町コミュニティ会館(仮称)とした場合、1館/約3.2万人になり、均衡が保て、公民館に移行する現在の町コミュニティセンター3館の貸館役割を埋める施設として活用が可能と考えます。社会教育法で用途の制限がある公民館に比べて、規制が少ないことから、より多様な貸館が可能であると考えます。市内では現在、欅のホール内で野田公民館と中央コミュニティ会館がそれぞれ性質の異なる施設として運用されています。また、同じ地域内に南部梅郷公民館と南部コミュニティ会館があります。
 
○事業内容

 既存施設の有効利用と管理の運用を考慮し、小ホール客席として位置付ける現在の議場の5階傍聴席を除いて原則4階部分とします。野田市のコミュニティ会館と同様に各部屋を主に各種サークルが使用する貸館施設として位置付けます。集会室1・2として設定する部屋の床をダンス等で使用することを想定してタイル貼りにし、和室を2室設けることで対応可能と考えます。集会室3は現行のままの50センチ四方のカーペットのままとし、主に小ホールでの講演等の講師室として使用します。
 また、こうした改装の後、「小ホール」については既存の議場を利用するものであり、楽器を使用することをもともと設定した部屋ではありませんので、防音・照明工事等、大規模な改修が必要であると思われます。町には従来ホール的な施設がなく、ピアノの発表会等のイベントに関しては町外で実施いただいており、開設後の小ホールは旧町地区の核として位置付け、多目的に活用される集客力をもったものとする予定です。
 4階の小ホール部分は照明・音響の設備を整えた上で貸館することになるため、貸館業務は管理従事者で実施しますが、照明・音響の部分については専門知識が必要になり、正規職員を配置するのではなく、外部委託の形態で対応する予定です。
 
〇総事業費(概算)

 現在の野田市の3館のコミュニティ会館運営協議会への会館運営委託料(3館同額)。…3,131千円

※事業費は、関宿庁舎用途替工事費に含む。
 



ことば相談室
(保健福祉部会)
○主旨

 本事業は関宿では、未実施のため、新たに関宿庁舎内にことば相談室を設置し、言語に障害がある未就学児童に対し、適切な指導・訓練を行うものです。 
 ことば相談室を新設する理由として、野田市の現施設では、現在4人の職員(週4日×2人、週2日×2人でシフト)、1ヶ所、月曜〜金曜、9時〜17時で行っていますが、近年、言語障害に関する相談(特に言語発達遅滞の相談が多い。)の件数が増えてきており、施設の利用者は平成14年5月末現在で53人、利用率は82.8%(53人÷64人※1×100)となっています。
 また、関宿町の保健センターにおいては、言語に障害がある児童に関する相談の件数が、平成13年度は13件で増加傾向にあります。
 このようなことから、合併後は野田市及び関宿町全域を野田市の現施設で運営することは困難(関宿町分を5人と制限し、受け入れていましたが、合併後はこのような制限はできないことも含め。)であり、また新市におけるサービス水準を低下させないためにも、新たに関宿町役場庁舎内の4階にことば相談室を開設し(関宿庁舎以外で設置可能な施設(保育所、保健センター、小学校)を調査しましたが、適当な施設がないため。)、関宿地区におけるこれらの課題を解消しようとするものです。
 ※1 野田市の現施設における1月の対応可能な人数

 
○事業内容

  @目的
     言語に障害のある児童のことばの相談に応じ、適切な指導、訓練を行って児童の福祉増進を図るもの。
  A設置場所
     関宿町役場庁舎4階
  B対象
     就学前の言語障害児
  C活動内容
     言語障害児の早期発見と啓発に関すること。
 障害の排除又は軽減を図るため、医学的処置を除く指導及び訓練。
 保護者に対し、幼児のことばに関する諸相談及び指導に関すること。
  D管理・運営等
   
開館 月曜日〜金曜日  
時間 午前9時〜午後5時  
指導員 2名(週4日、週2日各1名)
賃金計 2,718千円
工事費 uあたり47千円  108u×47千円=5,076千円
※追加(床工事)uあたり6千円55u×6千円=330千円
合計  5,406千円
 
○総事業費(概算) 約5,406(千円)
 



自治会集会施設の整備
(民生経済部会)
○主旨

 野田市においては、毎年2館ずつ、関宿町においては1館ずつ補助金を交付して自治会集会施設を建設しています。自治会集会施設は、地区コミュニティ活動の拠点として地域の自治会、婦人会、老人会、青年会、環境美化運動、祭り等の拠点として利用されています。
 両市町において地区集会施設の建設を推進することは、地域コミュニティ活動の充実及び一体性の醸成に資することにつながるものと考えられます。

 
○事業内容

 この事業は、自治会等が自治会集会施設の新築又は増改築若しくは購入を行う場合、当該費用の一部として補助金を交付することにより、地域住民のふれあいと住民自治の増進を図るものです。
 野田市では野田市自治会集会施設整備事業補助金交付規則第4条2項により、「千葉県のコミュニティ施設整備事業補助金交付要綱に基づく地区集会施設整備事業として補助対象となった場合の補助金の額は、100分の60に相当する額以内とし、1,200万円を限度とする。」となっており、千葉県が減額した分の補助金を市で上乗せ負担し、従来の限度額1,200万円を維持しています。
 なお、事務事業調整方針にもとづき、年間野田市2館、関宿町1館を整備します。
 
○総事業費(概算) 約180(百万円)
 



 



 

 

 

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