(3)その他一体性の醸成、均衡ある発展のための事業
・鉄道・モノレールを引くのは難しいので、道路(サイクリングロードも含む)を整備し、一体化する。
・上下水道・ガス・道路・街燈等の統一。道路整備については、野田よりおくれがあり、特に江戸川沿いは野田と関宿との境からセンターラインが引かれてなく、事故も多発している。
・町(市)の発展として、駅前の整備等。
・合併後の一体感の強化にとりわけ重要なのは、物理的一体化を創出するための事業の早期実行である。具体的には川間駅等へ容易にアクセスを可能とする道路、街路、駅前広場であり、また、国道16号と利根川との間に関宿から梅郷まで貫通する道路の整備であると考える。
・江戸川堤防の道路を野田と同じ幅にしてもらいたい。
・関宿・野田間の今以上の交通機関(バス)の整備。
・市役所、支所、欅ホール、やすらぎの郷等めぼしい建物を巡り、買い物ができる「巡回バス」の運行。
・関宿町からの車を運転できない人たちのことを考え、現在のバス路線に加えて総合体育館前、欅ホール前、文化会館前行きを希望します。
・電車が通っていない関宿の住民にとって、バスや車は重要な足です。バス運行の増便、路線の拡張、道路整備など地域格差のない交通網の整理が重要ではないか。
・野田・関宿の交通網整備を進め、相互の交流を深めて、ゆとりのあるより良い都市づくりを目指す。
・例えば、関宿より野田まで路面電車のようなものがあればと考えています。お互いの住民が何を望んでいるかを把握し、進めて行けばいいと思います。
・野田市と関宿との合併にともない、両方のつりあいが取れる事業として高齢化が進む現在、お年寄りが気楽に役所、商店街に来られるような無料バスの運行を一日数回走らせ、商店街の活性化につなげる。
・関宿の住民が市役所その他施設に行く交通の便の検討も必要ではないか。
・高齢化が進む中、車が無くては行動できないことが多いです。他の町のように巡回バスを是非出してほしい。
・地下鉄8号線誘致問題は、野田市が中心となることはやむをえないが、関宿も利を得られるような交通アクセスを実現したい。あるいは、野田→関宿→岩井方面ルートに可能なら最高である。
・福祉やコミュニティ施設においても、新市の住民が交流しやすくするための交通網の整備(バス等)や道路の整備が必要。
・交通(バスがどこでも止めることが出来たり)の件に力を入れていただきたい。
・地形を考えるとバスの交通網の充実は、不可欠、重要課題だと思います。
・関宿からのバスが乗り入れている川間駅前の整備が予定されているようですが、安全性を優先した駅前広場にしてほしいと思います。
・野田地区には図書館があるが、関宿にはなく、不便をきたしているので、関宿にも必要と考える。
・公共施設の相互利用を図る。
・地理的にみると新市の中心は川間地区あたりとみられ、長期的には、本庁舎を川間駅周辺に建設した方がよいと思われる。また周辺の道路整備の必要性もある。当面は現在の野田市庁舎を使用する。
・水上バスや野鳥の森、利根川のサイクリング道路など関宿・野田両地区の共通の利根川、江戸川を生かしたまちづくりを望む。
・関宿城から江戸川・利根川の土手、運河という川に囲まれた町として、地理的な特性を生かした街づくりが考えられるのではないか。
・緑が多く自然との調和をうたっている両市町は、首都圏に近く、憩いの場や旧所名跡の地としても、観光地としてPRしていけるのではないか。
・両市町が合併することによって、よりバラエティに富んだ観光ポイントを提供することができるようになる。観光の振興を通して一体性が醸成できるのではないか。
・三方河川に囲まれている立地条件をPRし、サイクリングロードや河川敷を利用したリクリエーションに両市の住民が参加し、交流することにより一体性を醸成していけるし、整備を進めることにより観光ポイントにもなりうる。
・伝統を守り、学校、地域、家庭においての教育の必要性等を考えたい。
・住民が気がねなく、行政の中に入ってボランティア活動や福祉活動などをできるような新市にしていくべきだと思う。またガラス張りの行政を目指してほしい。
・「新聞記事の新聞」(「川重、野田工場閉鎖、播磨に移管」という見出の記事、このようなものを基本目標の6区分に分類し、野田市・関宿町ミックスに並べて編集したもの)を作成して、各自治会に配布回覧したり、図書館やコミュニティセンターで掲示するように。
・野田市・関宿町に土地を有している野田市・関宿町以外に住んでいる人(ふるさと市民・町民)への広報誌や「新聞記事の新聞」の発送。
・野田市民、関宿町民及びふるさと市民・町民を対象にまちづくりをテーマとした作文を募集。
・地元に根付いた郷土文化及び歴史的資源の保存。
・授業内容、土・日の特別授業など教育行政の統一化。
・ ゴミ回収(分別)再利用を図る。
・公民館、児童館等の子育て支援事業、生涯学習事業の連携と協力を計って、住民によりよい暮らしやすい地域環境を整える。
・サークル活動を広げ、仲間づくりの輪を広げる。
・公共サービスの均等化と同時に負担の同一化を。
・土地利用については、野田市総合計画都市構造、土地利用イメージ図を基本として、川間駅北口の開発の推進、東武線の複線化の促進、関宿には路線バスの増発と老人福祉施設の建設や風力、太陽熱などの自然エネルギー利用の拠点化、ごみ焼却熱の利用推進を図る。
・野田市の3つの商業地域を中心とした市街地の形成に、関宿町における2つの商業地域を中心とした市街地の形成の追加による、バランスのとれた人口の配置なども考慮にいれてもいいのではないか。
・防災に関して早めに対応できる地区割システム、病院の対応等の管理を早めに。
・キャッチフレーズを「水と農業、川と森、工業と商業、バランスのとれた人にやさしい住みよい都市にしよう」に。
・同じ市民としての一体感はすぐに生まれるものではないと思うが、二つの川にはさまれた細長いまちとして、まとまりのやすいまちになると思う。
・実感として1つの町になってよかったと思えるのは、身近なことのいろいろなところで感じるもので、いままで野田市が市長さんを中心にゴミ、老人福祉、教育、施設などさまざまなことを合併後も力を入れて、進めてもらいたい。
・平成元年度から続いている、手づくりフェステバル(体操系)を関宿さんと一緒に今後続けられたらよいのではないかと思っています。
・野田住民と関宿住民が理解しあい、意識改革を図るためには文化、スポーツ、観光、ふれあい農業、健康祭りなどを通して、交流を図ることが、まず第1だと思う。
・例えば、2つの町を結びつなげていくための新しい拠点づくりを、七光台駅中心に考えてみてはどうでしょう。ちょうど整備中ですし、また、別の計画もあるかと思いますが、その課題もクリアしながら地下鉄8号線の延伸計画をこの拠点づくりと結びつけられないでしょうか。憩いの場があったり、散歩をしたりできる街づくり、この街づくりのイメージや希望は、新市民の「アイデア」を募って構築していきます。そんな作業を進めたら一体感や共通理解が自然に醸成され、共働作業で一つの新拠点(街)が出来上がっていく筈です。
・野田は醤油城下町として(大宅壮一命名)、関宿は江戸幕府直轄の城下町として歴史と伝統・文化を持つ。相互に共鳴し合って個々の持つ力の数倍、数十倍或いは数百倍の威力を発揮し得る可能性を秘めていると思料する。この両役者をいかに演じさせるかが、演出者である新市に寄せられた課題である。
・野田市と関宿町の合併による新市まちづくり構想が急浮上してきた背景にはその歴史、時代、環境その他諸々によって来るべき必然性があったことは、恐らく万人が認めるところだろう。そして大きな構想の実現に当たっては、諺にあるように“天の時、地の利、人の和”がその根幹をなす。今やその絶好のタイミングの中に置かれている感を強くするのは小生だけではあるまい。多くの市町民がその認識を持っていると思う。故にこのチャンスを逃がすことなく実現に向かって一路邁進すべきだ。幸いなことに、この日のために用意されたかのように両市町は衆知を結集して作成された「総合計画書」を持っている。これからはこれをたたき台にして、各部門にわたりその実行実現に更に叡智を結集し前進すべし。
・新市住民の一体性醸成のためには@コミュニケーション、A福祉、B文化・教育を重点とした事業に絞ることが望まれる。
・両市町には公立の病院が無いので、これを盛り込んでもらいたい。
・これからの両市の街づくり(商工、農業、観光etc)の実施段階では、両市町の持てる資源(自然と地域特性、農、工、住)を一体として再開発を考えるべき。例えば、野田市の中心・・・野田市駅の周辺は、工業地区の中にあって再開発の障害となっているが一部の工業の関宿地区への転出も考えられる。
・関宿地区の農地再開発の一案として、住居地区住民のための農業公園とか坪貸し農園なども。
・清水公園、関宿城、鈴木貫太郎記念館等のPRの促進をとおして観光資源の開発と活用を図る。
・川間駅前の拡充と都市計画の整備を推進する。
・それぞれの街にあった長所をとらえた進展が必要だと思う。
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