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2.合併の財源について

 合併特例債

 市町村建設計画に基づいて行う一定の事業に要する経費等については、合併年度及びこれに続く10年度に限り、合併特例債を財源とすることができ、その元利償還金の一部について、普通交付税措置が講じられることになっています。

● 合併特例債の概要
発行額: 野田市・関宿町の場合、総額232億円発行可能。
充当率:

対象事業費の95%について合併特例債の発行が可能。

算入率: 元利償還金の70%について普通交付税の基準財政需要額に算入(=普通交付税として交付される)。232億円発行する場合、162億円が交付税措置される。
対象事業: 次のいずれかに該当する事業で市町村建設計画に盛り込まれたもの
  @ 新市の一体性の速やかな確立を図るために行う公共的施設の整備
  A 新市の均衡ある発展に資するために行う公共的施設の整備
 

B 新市の建設を総合的かつ効果的に推進するために行う公共的施設の統合整備



  
  
  

 
 

● 合併特例債の効果

地方交付税特別会計が42.5兆円の負債を抱える中、小泉改革等の影響で地方交付税がここ2年間で野田市と関宿町合わせて約19億円減少しています。これは両市町がまちづくりに費やしている経費約90億円の20%強に相当しており、この分まちづくりのペースを遅らせざるをえなくなっています。
   
  【野田市と関宿町の交付税額】
 
平成12年度 50億3500万円
平成14年度 31億4000万円
・・・約19億円減少
   
このままでは、まちづくりのペースが大幅に遅れてしまいますが、合併することで1年当たり23億円の合併特例債の発行が可能となり、まちづくりのペースをほぼ維持することができます。
   
  【合併特例債の活用の仕方】
   
 
合併特例債では、その償還費の70%を国が交付税措置するので、市の負担は30%になります。23億円の合併特例債では、市の負担は6.9億円です。
このように、6.9億円の負担で23億円分の起債を行い、まちづくりの資金に充てます。
一方、交付税措置のない通常の起債では、6.9億円の負担では同額の事業しか行えません。
そこで、6.9億円分通常の起債を止め、それで合併特例債を発行すれば、市の負担を変えることなく23億円の事業が可能になります。通常の起債で行うはずだった事業6.9億円分を除いても、約16億円多くまちづくりを進めることができます。これで、地方交付税の減少分19億円の多くの部分を回復することができます。
 
   
 
 


 
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